テラス１

□　TERRACE -１　□

レンガによるエッジングと自然石（平板加工）
の方形貼り。
円形のテラスとそのフォルムに沿った曲線の
ステップが庭全体を柔らかくしすぎないように
直角の要素をもつ素材とした。
色味を強めることで重量感のある落ち着いた
雰囲気にまとまった。

広大な敷地に手入れのゆき届いた芝が魅力の庭。
その緑がもつ美しさを、いっそう引き出すために
白いラインが縦横するデザインにした。
素材もライトベージュの敷石とミカゲのみを使用。
エッジングに用いたミカゲ石がもつ白の透明感が
自然石をよりソフトに明るく見せている。

ジュラストーン＋白ミカゲピンコロ

ジュラストーン（自然石）

すでに多くの植栽が形成されていた庭。
そのために使用可能な面積が制限され、全体的に
暗いというのが第一印象。
そこでテラスは色調の明るい自然石を全面に貼り、
形状は円を割るように建物からはり出すバルコニー
仕様とした。円の外周には花壇を設け、植物による
ボーダーが外側への落下を回避。

３つの素材を使っていながら、同系の色を用いることで
統一感をあたえている。テラスを降りるごとに、淡→濃へ
色のグラデーションを生み、足が自然とメインのテラスに
むかう手法になっている。
テラスはそれぞれ段差１５０mmと通常より低めを設定。
ステップというよりリズムを刻む感覚を楽しんでほしい。

レンガ →シエラタイル →ジュラストーン