□ Path Approach -2 □




前面に芝生が広がる緑の庭。
全体レンガのみを贅沢に使用したアプローチが、
アーリーアメリカン調の建物によく似合う。
実にシンプルな作例だが、むしろ一切の装飾を
削ぎ落とした洗練された美しさがそなわった。

レンガ




庭全体を取り囲むように、サークル状に
大きく描かれた 伸びやかなライン。
円内の芝生と植栽スペースとを区画化し、
アプローチが花壇のエッジとして、緑の中
を駆け巡るかのよう。
レンガが白いミカゲのピンコロで縁どられ、
クラシカルな装いになった。






既存に敷かれていたレンガの再利用
歩くために必要な道幅をまず確保、解体後あらためて
曲線を描くエッジを組み直し、小さな植栽のスペースを
もうける土を所々に残した。
単なるレンガ敷きだったものから、アプローチとしての
主張が引き出され、玄関への方向性も生まれた。




芝に横たえた枕木はテラスのラインと角度を同じくし、
いずれの方向からでも違和感なく往き来ができる形
を意識した。1本の長さが2.1mの枕木を3等分にし、
100mmのレンガではさみ 幅900mmとした。
これは畳一辺の長さに相当し、アプローチとしては
充分に幅(ゆとり)をそなえた もう1つのテラス。

45度に回転を加えた枕木





広い園内にテーマが点在する庭。
まずは入口より玄関ポーチへ向かうのが大前提の
パスアプローチだが、真っすぐに伸びた通路に
45度回転をプラスすることにより、水栓や噴水など
それぞれのステージが通じ合えるアプローチが完成。
素材は枕木、レンガ、大谷石を配し、施設の存在感に
負けない大胆かつ力強いデザインに仕上がった。



庭全体ステップ1ステップ2ステップ3アプローチ1アプローチ2アプローチ3
テラス1テラス2テラス3ウォール1ウォール2ウォール3
パーキングイラストカーポートデッキフェンスファニチャー水栓照明B.B.Qコンロ
用語解説素材紹介
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